スリー・キングス THREE KINGS / 1999 / USA, Australia
STORY
湾岸戦争で米軍のハイテク部隊が活躍するかたわら、基地でじっとチャンスを窺う職業軍人のアーチー・ゲイツ。だがついに、行動すべき時が来た。ゲイツと3人の刺激に飢えたアメリカ兵は、イラク軍に盗まれ地下壕に隠された金塊の強奪を決意する。さっさと手に入れリッチになって、ランチまでには一丁上がり。こんなにボロい話はない……はずだった。ゲイツにジョージ・クルーニー。特殊部隊の仲間にマーク・ウォルバーグ、アイス・キューブ、スパイク・ジョーンズ。野心家の女性記者にノーラ・ダン。デイビッド・O・ラッセルが脚本から監督まで務め、その斬新なスタイルが絶賛された、戦争映画にして反戦映画、シュールなコメディーにして人間臭いパワフルなドラマ。“『スリー・キングス』は最高。これぞ王者(キング)の貫禄” (Susan Wloszczyna, USA Today)。
In the aftermath of the Persian Gulf War, 4 soldiers set out to steal gold that was stolen from Kuwait, but they discover people who desperately need their help.
- 監督
- David O. Russell
- 出演
- George Clooney, Mark Wahlberg, Ice Cube, Spike Jonze
REVIEW from 「文芸ジャンキーパラダイス」
アメリカ映画は湾岸戦争から10年たって、やっとこの作品であの戦争の影の部分を見つめられるようになった。主人公はフセインの隠し財産を手に入れようとする米兵3人組。イラクの反フセイン派には、多国籍軍の誤爆で家族を失っている者がいて「フセインは狂ってるが市街地にミサイルを撃ち込むお前らも狂ってる」と叫ぶ。ある米兵がイラク人から「お前らはこれが欲しいんだろ!」と口から石油を流し込まれるシーンはインパクトがあった。主役のG・クルーニーはこのシリアスな映画への出演を熱望したといい、僕の中で彼のポイントが上がりまくった。from : 史上最強の超名作洋画ベスト1000
*本レビューは、「文芸ジャンキーパラダイス」管理人様の許可を得て転載しております。