戦場でワルツを WALTZ WITH BASHIR / 2008 / Israel, France, Germany, USA, Finland, Switzerland, Belgium, Australia
STORY
2006年冬のある夜、とあるバーで。映画監督のアリを呼び出した旧友が、夜毎悩まされる悪夢のことを打ち明け始めた。26匹の猛り狂った犬の夢。それは、自分たちが従軍した82年のイスラエル軍のレバノン侵攻の後遺症なのだろうか。アリは突然気付く…「自分には、当時の記憶がまったくない…」ふいに直面した謎に興味をそそられて、世界中に散らばっている戦友たちを訪れ取材しようと決意するアリ。失われた記憶、自分自身の真実を見つけなければならない。そして、自らの内へ深く深く入っていくうちに、彼の記憶はシュールレアルなイメージとなって這い出してきた…。
An Israeli film director interviews fellow veterans of the 1982 invasion of Lebanon to reconstruct his own memories of his term of service in that conflict.
- 監督
- Ari Folman
- 出演
- Ari Folman, Ori Sivan, Ronny Dayag, Shmuel Frenkel
REVIEW from 「文芸ジャンキーパラダイス」
各国の映画賞を受賞しているイスラエルの反戦アニメということで、めっちゃ期待して観た。戦場の狂気をよく描いていたと思うけど、アラブ兵による民間人虐殺までしか描かず、イスラエル兵が起こした虐殺まで踏み込んでいないところに、この作品の限界を感じた。from : 史上最強の超名作洋画ベスト1000
※ゴールデン・グローブ賞(2009)外国語映画賞、全米映画批評家協会賞(2009)最優秀作品賞
*本レビューは、「文芸ジャンキーパラダイス」管理人様の許可を得て転載しております。