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海と毒薬 The Sea and Poison / 1986 / Japan

海と毒薬

STORY

太平洋戦争末期に行われた日本軍の米兵捕虜生体解剖実験をモチーフに記された遠藤周作の同名小説を、社会派・熊井啓監督が映画化した問題作。
人道を無視した残酷な実験に参加する青年医師・戸田(渡辺謙)は良心の呵責(かしゃく)にさいなまれる。一方、彼とは反対の姿勢をとりつつも、自分に人間的感情が欠如しているのではと悩む同胞の勝呂(奥田瑛二)。ふたりの眼をとおしてドラマは進められていく。
本物の血を使って撮影されたというリアルな実験シーンの数々は、モノクロ映像によって逆に陰鬱とした空気が濃密となり、暗黒の時代ならではの背徳の行為をより鮮烈に具現化している。
ベルリン映画祭銀熊賞(審査員特別賞)受賞。国内でも、キネマ旬報ベスト・テン第1位などに輝いている。(的田也寸志) from:Amazon

Downed American fliers in WWII are vivisected by Japanese surgeons in cruel medical experiments.

監督
熊井啓
出演
奥田瑛二, 渡辺謙, 田村高廣, 根岸季衣

IMDb Rating:

7.3

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